ドイツの高級車メーカー、アウディは4月11日、アウディ車の多くに標準装備されるLEDヘッドライトが、EU(欧州連合)から、CO2排出量を低減させる効果的な技術と認定されたと発表した。
今回の認定は、EUが実施したテストの結果を受けて、発表されたもの。EUは、アウディ車のロービームなどに採用されるLEDヘッドライトの経済性をテスト。その結果、アウディ『A6』の場合、CO2排出量を1km走行あたり1g以上低減させることが確認できたという。
アウディは2004年、『A8』のW12気筒エンジン搭載車に、LEDデイタイムランニングライトを導入。2008年にはスポーツカーの『R8』に、世界初のフルLEDヘッドライトを装備した。現在では、R8やA8だけでなく、A6や『A7スポーツバック』、『A3』に、フルLEDヘッドライトが採用されている。
アウディは、「ライトシステムは自動車の燃費性能に大きな影響を与える。通常のハロゲンの消費電力は135W。これに対して、アウディのLEDはおよそ80W」とコメント。
今回EUは、アウディのLEDヘッドライトがCO2削減に有効な技術と認定。同社によると、LEDヘッドライト技術がEUの認定を受けたのは、アウディが自動車メーカー初だという。