ボルボカーズ、新しい燃料噴射技術を発表…新ディーゼルに採用

自動車 ビジネス 企業動向
ボルボカーズの新開発ディーゼルエンジン
ボルボカーズの新開発ディーゼルエンジン 全 1 枚 拡大写真

スウェーデンのボルボカーズは4月8日、世界初の新しい燃料噴射技術を導入したディーゼルエンジンを今秋、市販車に搭載すると発表した。

このディーゼルエンジンは、VEA(ボルボ・エンジン・アーキテクチャー)を名乗るボルボカーズの新世代ユニットのひとつ。そのハイライトは、「i-ART」と命名された新しい燃料噴射技術にある。

ボルボカーズによると、従来のエンジンでは一般的に、コモンレール内に1個の燃料噴射圧センサーを置いていた。i-ARTでは、各燃料インジェクターから、燃料噴射圧に関する情報をフィードバック。これにより、4気筒エンジンの各シリンダーで、最適な燃料噴射とそのモニターが可能になるという。

ボルボカーズのパワートレインエンジニアリング担当、デレック・クラブ副社長は、「我々は1976年、画期的なラムダセンサーを導入した。今回のi-ARTも、ボルボカーズの新たな世界初技術」とコメント。

i-ARTを採用した新ディーゼルは2013年秋、市販車に搭載される予定。ボルボカーズは、このエンジンに8速ATを組み合わせ、洗練された運転性能と優れた燃費性能を両立させる計画だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 大阪府警の白バイ、2025年度も「隼オイル」継続採用…過酷な環境でも安定した性能
  2. 「これかっこよすぎる!」「かなり価格を抑えてる」日本発売のプジョー新型『3008』がSNSで話題
  3. 【トヨタ クラウンエステート 新型試乗】走りそのものに違いを見出すのは難しいが…中村孝仁
  4. 日産、追浜工場に関する報道を否定…「グローバル生産拠点統合は検討段階」
  5. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る