米国の自動車最大手、GMのシボレーブランドは4月18日、間もなく米国市場に投入するシボレー『クルーズ』のディーゼルエンジン搭載車の燃費性能を公表した。ハイブリッド以外では、米国で最も優れた高速燃費を標榜する。
クルーズは、シボレーブランドの主力グローバルセダン。欧州やアジアなどではディーゼルが用意されるが、北米はガソリンのみだった。シボレーは2013年2月、シカゴモーターショー13において、クルーズのディーゼルの北米投入を宣言。北米ではガソリン価格の上昇により、ディーゼルの人気が高まっており、GMもクルーズのディーゼルを北米に投入する。
注目のエンジンは、2.0リットル直列4気筒ターボディーゼル「ECOTEC」。最大出力は148ps、最大トルクは35.7kgmを発生する。0‐96km/h加速は8.6秒の実力。シボレーによると、フォルクスワーゲン『ジェッタTDI』など、ドイツの競合車よりも速いという。
シボレーは今回、同車の米国EPA(環境保護局)予想高速燃費が、46マイル/ガロン(約19.56km/リットル)と公表。シボレーは、「ハイブリッド以外の乗用車としては、米国で最も高速燃費に優れる」と自信を示す。
シボレー クルーズのディーゼルエンジン搭載車は、米国で今春、カナダでは今秋、発売される予定。シボレーは、「高速道路では燃料満タンで1100km以上走行できる」と説明し、燃費の良さをアピールしている。