【ゴールデンウィーク】JR各社の予約状況…新幹線は東北が好調、九州は若干ダウン

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東北新幹線 JR東日本E2系 大宮駅
東北新幹線 JR東日本E2系 大宮駅 全 1 枚 拡大写真

JR各社は、4月26日から5月6日までのゴールデンウィーク期間中の指定席予約状況を発表した。

■JR北海道…前年比横ばい

提供席数26万4962席に対して予約席数は9万64席で、予約率は前年と同じ34%となっている。予約のピークは札幌発~各方面が5月3日で、各方面~札幌着は5月5日。

特に混みあっている列車は、札幌発便は 「カシオペア」「北斗星」ともに5月5日、 「はまなす」は4月26日と5月2日。札幌着便では「カシオペア」が4月28日と30日、5月2日と4日。「北斗星」は4月26日と5月2日。「トワイライト」が4月27日と5月3日。

■JR東日本…東北新幹線を中心に予約好調

新幹線の予約可能座席数が前年同期比1%減の215万席に対して予約数は11%増の80万席と好調。

東北新幹線「はやぶさ」「はやて」「やまびこ」「なすの」は同8%増の42万8000席、秋田新幹線「スーパーこまち」「こまち」が同6%増の23万6000席。

在来線は、予約可能席数が同1%減の136万席に対して予約数は同3%増の23万席となっている。

ほくほく線「はくたか」や中央本線「スーパーあずさ」「あずさ」「かいじ」が前年を上回っている。

下り線のピークは4月27日で午前に発車する「はやぶさ号」、「はやて号」、「こまち号」、「つばさ号」、「とき号」、「あさま号」は満席が多くなっている。

上り線のピークは5月6日で午後に発車する「はやぶさ号」、「はやて号」、「やまびこ号」、「こまち号」、「つばさ号」は満席が多くなっている。

■JR東海

東海道・山陽新幹線は予約可能席数が同2%増の344万席、予約席数が同6%増の122万席と好調。

また、名古屋駅発着の在来線特急列車は予約可能席数が同3%減の24万席、予約席数が同6%増の6万席となっている。

新幹線のピークは、下り線が5月3日、上りが5月6日。

■JR西日本…予約率は横ばい

期間中の関西地区を中心とした予約可能席数は約258万1000席のうち、予約席数は前年同期比2%増の約82万8000席、予約率は前年同期横ばいの32%となっている。

新幹線は、ゴールデンウィーク期間中、「のぞみ」や「さくら」で前年より52本多い300本の臨時列車を運転する。関西から博多・熊本・鹿児島中央方面は、4月27日の午前と5月3日の昼過ぎまでに出発する「のぞみ」、「みずほ」、「さくら」と、5月6日の午後に出発する「みずほ」、「さくら」が満席に近づいている。

鹿児島中央・熊本・博多方面から関西へは、4月27日の昼過ぎまでと29日の夕方以降に到着する「みずほ」、「さくら」、5月3日の昼過ぎまでと5日の午後と6日の午後に到着する「のぞみ」、「みずほ」、「さくら」で満席に近づいている。

在来線は、ゴールデンウィーク期間中、北陸・南紀方面を中心にJR西日本全体で前年より31本多い183本の臨時列車を運転する。関西から各方面では、5月3日の午前に出発する「サンダーバード」、「スーパーはくと」、「くろしお」が満席に近づいている。

各方面から関西へは、4月27日の午前と5月3日の午前に到着する「サンダーバード」、5月5日の午後と6日の午後に到着する「スーパーはくと」が満席に近づいている。

■JR四国…予約率は微増

JR四国の予約率は1%増の24%。予約席数が前年比2%憎の3万9700席に対して、提供席は1%減の16万8300席。下りのピークは5月3日で予約率45%、上りのピークは5月6日の35%で、いずれも昨年と同程度。

列車別の予約席数を見ると、昨年と大きく変化しているのは、岡山~高松間の「マリンライナー」が12%増、東京~高松間の「サンライズ瀬戸」が5%増となっているほか、牟岐・阿南・徳島~阿波池田間の「剣山」も24%増などとなっている。高松~徳島間の「うずしお」は22%減。

■JR九州…2.7ポイントダウンの29.3%

期間中、新幹線・在来線合わせて指定席66万7000席を用意したのに対して予約数は前年同期比8.4%減の19万6000人。予約率は29.3%で前年同期より2.7ポイントダウンした。

このうち、九州新幹線は指定席数が37万2000席、予約席数が同12.1%減の10万9000人で、予約率は29.2%。

在来線・長崎本線は指定席数が17万8000席に対して予約席数は同1.4%減の5万1000人で、予約率が28.6%。

日豊本線が提供座席数が11万6000席、予約数が同6.0%減の3万6000人で予約率が31.0%となっている。

ピークは下り線が5月3日、上り線が5月5日となっている。

《レスポンス編集部》

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