【VW ザ・ビートルカブリオレ 試乗】どこか遠くへ行きたい気持ちに…島崎七生人

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【VW ザ・ビートルカブリオレ 試乗】どこか遠くへ行きたい気持ちに…島崎七生人
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トップを開けたVW『ザ・ビートル カブリオレ』に乗ると、自動的に、どこか遠くへ行きたい気持ちにさせられる。夕方4時までに返却します、なんて……。たとえ天気予報が雨と伝えていても、週末をまたいでゆっくり借用すべきだったと後悔した。

【画像全6枚】

キャラクター商品的だった先代から一転、少し渋めに大人びた今のビートル。カブリオレになってもそのトーンは同じ。口では説明しにくいが、落ち着いたムードが、オリジナルの頃の味をそれとなく伝えているような気がする。

頭上のスイッチを指先で操作するだけで、所用時間9.5秒でトップは開く。50km/hまで可能というから、郊外の長閑な道で、何となく走り始めならがでも開けられる。畳まれた状態を古風なシルエットにまとめるカバーが用意されるが、これは人が手で被せる必要があり少々手間だ。未使用時は3つ折りにしトランクに押し込むが、やや嵩張る。

後席は背もたれが直立に近い形状。トランクは万一の際に作動するロールオーバープロテクションの内蔵部分にスペースをくわれているが、まずまず実用になる容量だ。

走りはやさしい。215/60R16サイズのタイヤだから、細かな振動は適度に緩和し、乗り心地はマイルドな部類。エンジン性能は十分で、やおらアクセルを踏み込んでも十分に強力な加速が得られる。インタークーラー・ターボ付きのTSIとはいえ、はとても排気量1.2リットルとは思えない。

オープン/クローズ状態双方の乗り味の差は小さめ。メタルトップに慣れたせいか、トップを上げた(閉めた)状態でも、街中で歩道を歩く人の会話が割と明瞭に聞こえた。そういうリアルな乗車感覚も悪くない。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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