【新聞ウォッチ】“アウェイ”中国でもトヨタは「レクサス」 、ホンダは「アキュラ」生産検討

モータースポーツ/エンタメ 出版物
アキュラ コンセプト SUV-X (上海モーターショー2013)
アキュラ コンセプト SUV-X (上海モーターショー2013) 全 4 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2013年4月22日付

●新卒採用に企業慎重、本社アンケート(読売・1面)

●四川地震、道路寸断「食料、水がほしい」死者184人不明24人に(読売・10面)

●東京の記憶:日産繊維機械事業部、自動操糸機で世界進出(読売・33面)

●高級車も中国生産、トヨタ・レクサス、ホンダ・アキュラ(朝日・7面)

●トヨタ、四川地震に義援金1.6億円(産経・11面)

●関越道バス事故一周忌現場と金沢で7人悼む(東京・26面)

●川重・三井造船統合交渉,合併軸に詳細詰め、連結売上高2兆円(日経・1面)

ひとくちコメント

4月29日までの会期中に、延べ80万人以上の来場者を見込んでいる上海モーターショーが開幕。週末からメディアでの“紙上競演”も始まった。

20日の日経などの夕刊では、ホンダの伊東孝紳社長がプレスブリーフィングで、「中国は主要な市場だ」と強調し、高級車ブランド「アキュラ」を初めて中国でも生産する計画などを明らかにしたと伝えている。

21日の朝刊では、読売が「エコカー、新型車ずらり」としたほか、東京は「中国重視変えられず、日本勢政治より市場、課題は経営の『現地化』」、朝日は「日本車『中国製』PR」、産経も「日本車、中国モデル投入」との見出し。

「トヨタ自動車や日産自動車、ホンダは、中国向けに開発した車の量産モデルや試作車を初公開。三菱自動車やマツダなど他社も大規模な展示スペースを確保し、尖閣諸島問題で大きく落ち込んだ中国市場での挽回に向けアピールした」(産経)と報じた。

そして、きょうの朝刊では、朝日や産経、日経が「トヨタ『レクサス」現地生産 中国でも検討」。中国トヨタの大西弘致社長が報道陣に高級車ブランド「レクサス」の現地生産について「(北米に次ぐ)海外で2番目の量販地域として手をあげたい」と話したと取り上げている。

朝日は「中国で開かれている上海国際モーターショーで、トヨタ自動車とホンダが、中国で高級車を生産する考えを相次いで打ち出した。高い成長が見込める中国の高級車市場で、『現地産』をアピールしてシェア拡大をねらう」と報した。

トヨタは先週、豊田章男社長が米ニューヨーク市で記者会見し、「米国はレクサスのホーム」と述べ、ケンタキー工場で現地生産することを発表したばかり。米国がホームなら、中国はアウェイとも思えるが、米国に次いで世界最大の中国市場でも現地生産のレクサスVSアキュラの戦いが展開されそうだ。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  5. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る