30インチまで対応するフルオート・タイヤチェンジャーがスナップオンから登場

自動車 ビジネス 国内マーケット
スナップオン・ツールズ 30インチサイズ対応のフルオート・タイヤチェンジャー「QUADRIGA=クアドリガ」
スナップオン・ツールズ 30インチサイズ対応のフルオート・タイヤチェンジャー「QUADRIGA=クアドリガ」 全 11 枚 拡大写真
スナップオン・ツールズは4月22日、新型となる30インチサイズ対応のフルオート・タイヤチェンジャー「QUADRIGA=クアドリガ」を発表した。

クアドリガの最大の特徴はフルオートでタイヤチェンジャーが作動することにある。発表会場では、タレントでキャンギャルのいとうりなさんがデモンストレーターとなって、タイヤをホイールから取り外す作業を行った。

どちらかというと小柄ないとうりなさんが、クアドリガの前側にあるカゴに乗せる(今回はホテル内のため本体をパレット上に乗せていたが、実際は地面に直接設置するので転がして乗せればいい)と、カゴ部分が稼働しタイヤを持ち上げて、自動的にチェンジャー部分にセットする。

ホイールを固定する器具を装着したら、あとはオートスイッチを押せば、自動的にチェンジャーが動き出し、タイヤをどんどんと外していく。作業を確実にするためにビードワックスを手作業で塗るなどの場面はあるが、見ているとまるで自動車メーカーの工場にあるロボットのように各部が確実に動き、ホイールからタイヤがどんどん外されていく。

レーザーやCCDカメラといったセンサーによってフルオート作業を可能にしているクアドリガだが、各作業のポイントごとに一度自動停止するプログラムとなっていて、メカニックが作業を確認しながら進められるのもいいところ。人間でなければ確認できない部分については、しっかりと人間に任せるのだ。省力化をすすめるだけではなく、正確で確実な作業を行い、タイヤ組み替え時のホイールやタイヤのダメージを最小限にすることを目的としている。

クアドリガとは4頭の馬という意味。これはこのタイヤチェンジャーが4つのモーターを搭載していることに由来している。希望小売り価格は457万80000円。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  3. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  4. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  5. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る