福井県では、国の特別史跡、及び特別名勝に指定されている、一乗谷朝倉氏遺跡・庭園他の遺跡内周遊シャトルバス「朝倉ゆめまる号」を、今年12月8日まで運行する。
朝倉氏は、1573年織田信長に滅ぼされるまで、5代103年間に亘って栄えた越前の名家で、京や奈良の貴族・僧侶などの文化人が下向し、当時は北陸の小京都とも呼ばれており、将軍足利義景を、南陽寺に迎え観桜の宴を催したりと、栄華を誇っていた。
朝倉氏居住の「一乗谷」は、福井市街の東南約10kmにあり、戦国時代の城下町跡がそっくり埋もれており、1967年から遺跡の発掘調査が進められ、1971年には一乗谷城を含む278haが国の特別史跡に指定され、平成3年には諏訪館跡庭園、湯殿跡庭園、館跡庭園、南陽寺跡庭園を含む4,205m2が特別名勝に指定されている。
シャトルバス「朝倉ゆめまる号」は、この一乗谷朝倉氏遺跡内、「あさくら水の駅」~「県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館」~「史跡公園センター」~「復原町並」~「一乗ふるさと交流館」のルートを運行している。
運行期間は、2013年12月8日までの土・日・祝日、及び7月1日~10日、8月13日~16日、11月27日~12月6日の平日となっており、利用は無料。