米国ダンモア、自社製断熱素材使用の補給船搭載ロケットの打ち上げ成功を発表

宇宙 企業動向
シグナス
シグナス 全 4 枚 拡大写真

米国の薄板状フィルムメーカーのダンモアは22日、自社製の積層断熱素材を使用したシグナス補給船を搭載した「アンタレス」ロケットの打ち上げ成功を発表した。

オービタル・サイエンシズの「アンタレス」ロケットは、国際宇宙ステーション(ISS)へ補給物資を運搬する商業軌道輸送サービスのテスト飛行として、ヴァージニア州のワロップス飛行施設から打ち上げられた。

ダンモアの積層断熱素材は、シグナス補給船の貨物室と制御モジュールに組み込まれていて、宇宙空間の高熱と放射線から補給物資を防護する。

ダンモアの高性能素材は、ハッブル宇宙望遠鏡、ISS、NASAの科学研究、火星探査機キュリオシティ等でも利用されている。

「オービタル・サイエンシズへの素材供給はダンモアの存在感を示すことになる」とダン・サリバン営業部長は語っている。ダンモアは、30年にも及ぶ宇宙船素材生産の経験を有していて、宇宙旅行分野への進出を目指す企業との取引を増やしたい考えだ。

《日下部みずき》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る