JR東海、「ひかり515号」歯車箱破損事故の解体調査と対策を発表…小歯車軸受を交換へ

鉄道 企業動向
JR東海、「ひかり515号」歯車箱破損事故の解体調査と対策を発表…小歯車軸受を交換へ
JR東海、「ひかり515号」歯車箱破損事故の解体調査と対策を発表…小歯車軸受を交換へ 全 2 枚 拡大写真

JR東海は、4月18日に「ひかり515号(700系16両編成)」の歯車箱が破損した事故について、浜松工場での解体調査結果と今後の対策を発表した。

歯車箱を解体調査したところ、破損(大歯車側)の他に、小歯車側にも破損が認められ、また、小歯車軸受や継手などにも傷があった。

このため、小歯車軸受のコロを保持する部品(保持器)が破損したことで、軸受のコロが脱落したと見られる。歯車箱の大歯車側の破損については、脱落したコロが歯車箱のすき間に入り込み、大歯車に噛み込んで、破損したと推定している。

小歯車側の破損については、小歯車軸受の保持器が破損したことにより、小歯車が振れ回り、歯車箱と接触したことで、破損したと見られる。各部品の取付状態、潤滑油の状況、検査記録表の内容により、同社のメンテナンス過程には問題ないことを確認しており、保持器本体側に欠陥があったと見ている。

保持器の破損原因については、製造メーカーで引き続き調査する。

同社では、調査結果を受けて同一ロットの小歯車軸受については、良好なものに取替を進める。取替までの間、小歯車軸受の健全性を確認するため、歯車箱の磁気栓検査と油分析を実施、同じような事象の発生を未然防止する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  2. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  3. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る