三井造船、レバノン電力・水道省からディーゼル発電設備を受注

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三井造船は、デンマーク子会社バーマイスター&ウェイン・スカンジナビアン・コントラクター(BWSC)が、ドイツのMANディーゼル&ターボとのコンソーシアムで、レバノン電力・水道省からディーゼル発電設備を受注したと発表した。

受注したのは2件のディーゼル発電設備のフルターンキーベースで、BWSCはエンジニアリング、補機調達、据付、土木・建設、試運転を担当する。

発電設備は、レバノン・ベイルート近郊のゾークとジーエに建設され、送電出力はそれぞれ194MWと78MW。発電設備は、重油焚き中速ディーゼルエンジンに、蒸気タービン発電機を組み合わせることで48%超の高い発電効率を実現する。燃料は、将来天然ガスに転換することも可能。

BWSCは、デンマーク輸出信用基金(EKF)の保証のもと、英国HSBCからのプロジェクト資金の融資も手配する。

シリア情勢は緊迫しているものの、レバノンは高い経済成長が見込まれている。急激な発展の中、電力を始めとするインフラの整備が急務となっており、今回受注した発電設備は2014年後半に納入する予定。

BWSCは、ディーゼル、バイオマス発電施設のエンジニアリング、建設、運転・保守管理まで一貫した事業を世界の各地で展開しており、創業以来約51カ国、160件以上の発電施設の納入実績を持つ。

《レスポンス編集部》

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