ドイツの自動車大手、ダイムラーは4月24日、2013年第1四半期(1-3月)の決算を明らかにした。
同社の発表によると、メルセデスベンツなどグループ全体の売上高は、261億ユーロ(約3兆3820億円)。前年同期の270億ユーロに対して、3.3%のマイナス。
また、純利益は5億6400万ユーロ(約731億円)。前年同期の14億2500万ユーロに対して、60.4%もの大幅な減益となった。
大幅な減益の要因が、信用不安による欧州市場での販売不振。2013年第1四半期の世界新車販売台数(メルセデスベンツやスマート、商用車を含む)は、50万1600台。前年と同じレベルを維持したが、欧州での新車販売は落ち込む。
ダイムラーのディーター・ツェッチェ会長は、「多くの市場の経済情勢悪化により、第1四半期の販売は予想を下回った。とくに西欧は厳しい」と述べている。