フランスの自動車大手、PSA プジョーシトロエンは4月24日、2013年第1四半期(1-3月)の決算を公表した。
同社の発表によると、グループ全体の売上高は、130億2500万ユーロ(約1兆6840億円)。前年同期比は6.5%のマイナスだった。このうち、本業の自動車事業の売上高は、87億2200万ユーロ(約1兆1280億円)。前年実績に対して、10.3%減と2桁の落ち込みとなった。
売上高の減少は、他社と同じく、欧州の信用不安の影響を受けたため。とくに西欧での第1四半期の新車販売は、前年同期比10%減と落ち込んだ。地元のフランスでは14%減、ドイツでは13%減、イタリアでは14%減、スペインでは12%減と厳しい。
2013年第1四半期の世界新車販売台数(ノックダウン生産分を含む)は67万5000台。前年同期比は14.6%のマイナス。
PSAプジョーシトロエンは、「欧州市場は厳しい状態にあるが、グループ全体で再生計画を進めていく」と説明している。