【新聞ウォッチ】モリゾウ社長、4年ぶりに独24時間耐久レースに参戦へ

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トヨタ自動車 豊田章男社長(参考画像)
トヨタ自動車 豊田章男社長(参考画像) 全 2 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2013年5月1日付

●富士山世界遺産へ、条件付き勧告、ユネスコ諮問機関、鎌倉は不登録(読売・1面)

●電力8社赤字1兆5942億円、東電6852億円枝、火力負担増す(読売・2面)

●笹子事故被害車両保存へ「風化させない」遺族要望(毎日・30面)

●ヤマダ社長に創業者が復帰、取締役は全員降格(朝日・9面)

●軽自動車生産が過去最高、2012年度(毎日・6面)

●主要企業、本社1次集計、マツダが増加率首位に(日経・1面)

●欧州車、収益北米頼み、フィアット、クライスラー統合意欲(日経・6面)

●大型・高級車好調、米、収益率高く(日経・6面)

●ソフトバンクの米スプリント買収計画、「コスト削減効果2000億円」買収額引き上げず、孫社長インタビュー(日経・9面)

●トヨタ社長、独レースに参加、社長就任後で初(日経・11面)

●「アフリカ市場300万台規模に」トヨタ、現地調達拡大(日経・11面)

ひとくちコメント

社長の中には本音と建前の差が大きい“二重人格”のような人は少なくないが、経営者とは別の肩書きの名刺を持つ社長は余り多くない。トヨタ自動車の豊田章男社長には、レーシングドライバーの「モリゾウ」という別の顔があることはよく知られているが、そのモリゾウ社長が、5月19-20日にドイツで開かれる国際自動車レース「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」に挑戦するという。

きょうの日経などが報じている。豊田社長は副社長時代の2007年と09年にも挑戦したが、本業での試練が続いたことで一時断念。今回は社長就任後、初めての参戦となる。

社長就任後は「いいクルマづくり」を繰り返し唱え、大のクルマ好きである豊田社長はドライバーの国際ライセンスを持つ。テストコースでの試作車の運転以外にも富士スピードウェイなどのサーキットでもよくハンドルを握ることが多い。

トヨタの関係者は危機管理の立場からハラハラドキドキのようだが、一方で「自動車メーカーのトップがハンドルを握るのは当たり前」との声もある。豊田社長は「ゴルフの時間を削っても運転したい」ほどで、ストレスの解消にもなるという。今のところ、それを静止させるだけの説得力に欠けるのも事実。

レースだから“安全運転”という言葉はふさわしくないが、万が一の場合は日本の株価にも大きな影響を及ぼすだけに、せめて事故だけは避けてほしいと願うしかないだろう。

《福田俊之》

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