デンソーは、「デンソーグループ2020年長期方針」を策定したと発表した。
今回の長期方針は「環境変化が激しく先を見通すことが難しい時代だからこそ、社会に貢献する高い志を持ち、自ら積極的に働きかけ、世界の人々から共感いただけるグローバル企業を目指していきたい」との思いから策定した。世界各地域の目指す姿の議論、地域代表メンバーによるグローバルチームでの議論、全役員による議論など、グループの総力で、何を目指し、どう変革すべきかをまとめたグローバルな方針。
スローガンは「地球と生命（いのち）を守り、次世代に明るい未来を届けたい」とする。
2020年の目指す姿として、クルマが世界の人々に愛され続けるため、クルマの利便性・喜びを、世界中に届けるとともに、「地球環境の維持」、「安心・安全」にこだわり、これを使命として取り組む。
目指す姿の実現に向け、世界各地域の多様なニーズを尊重、「地域発のイノベーション」、「シンプルで洗練された価値の創造」、「新たな分野への挑戦」に取り組む。
このため「新たな私に挑む」、「可能性を信じる」、「個性を高めあう」をキーワードに、社員1人ひとりの意識改革、自発的な取り組みを促進していく。
長期方針と方針に込めた思いを経営トップから直接聞き、議論することで理解を深めるため、国内外グループ会社のリーダー、国内部門長、全役員約500人が参加して、1月にグローバルカンファレンスを初めて開催した。
会議では、加藤社長による長期方針の発表と質疑応答、北米・欧州・アジア・中国・南米各地域トップによる各地域の目指す姿の発表、参加者と役員による長期方針に関する議論などを行った。
