富士重の通期決算、売上・利益ともに過去最高

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富士重工業(スバル)が5月8日発表した2013年3月期通期連結決算は、売上高が前年同期比26.1%増の1兆9130億円、営業利益が同173.9%増の1204億円など、販売台数、売上、収益ともに過去最高となった。

国内販売は軽自動車の生産中止などの影響もあり、同5.3%減の16万3000台と、やや落ち込んだものの、海外販売は『インプレッサ』等の販売が好調に推移したことから、米国や中国など多くの市場で前年を上回り、同20.1%増の56万1000台と大きく伸長。全世界合計の販売台数は同13.2%増の72万4000台となった。

収益は、販売台数増加ならびに売上構成の改善、原価低減の進捗、為替の円高是正により、新型車導入や販売台数増加による製造固定費や販管費などの諸経費増加をカバーし、大幅にアップ。経常利益は同169.9%増の1006億円、当期純利益は現在の業績動向を踏まえ、将来の課税所得発生が見込まれることから、法人税等調整額442億円を計上し、同211.0%増の1196億円となった。

2014年3月期は、北米など海外市場での増加を見込み、世界販売台数を75万2000台と計画。この台数増に加え、為替の円高是正が進んだことや原価低減が進捗することを見込み、通期業績予想は、売上高が前期比7.2%増の2兆0500億円、営業利益が同49.5%増の1800億円、経常利益が同73.9%増の1750億円、当期純利益が同8.0%減の1100億円とした。スバル車の海外および全世界の販売台数、売上高、営業利益、経常利益が前期に引き続き通期業績として過去最高となる見通し。

《纐纈敏也@DAYS》

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