NASA、上層大気観測用ロケット2機の打ち上げに成功

宇宙 テクノロジー
Terrier Improved Orion
Terrier Improved Orion 全 2 枚 拡大写真

アメリカ航空宇宙局(NASA)は5月7日、超高層大気観測用ロケット「Terrier-Oriole」と「Terrier-Improved Orion」をマーシャル諸島共和国・ロイ=ナムル島から打ち上げたと発表した。

「Terrier-Oriole」は日没後の太陽風研究のために打ち上げられたロケット。

「Terrier-Improved Orion」はEVEX(Equatorial Vortex Experiment)ミッションの一部を担うロケット。EVEXは、超高層大気内での激しい雷雨を理解・予測する研究。激しい雷雨は衛星通信やGPS通信を妨げる可能性がある。

7日の早朝に打ち上げられたロケットの飛行時間は12分。南太平洋上の赤道域電離層通過中、研究用の科学計器は順調に作動していた。

なお、今回のロケット発射は、今年マーシャル諸島で予定されている全4回のうち、2回目と3回目に当たる。1回目と4回目は電波伝播研究のMOSC実験支援が目的。

《日下部みずき》

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