トヨタ豊田社長「真の競争力を持った会社にリボーンさせる」

自動車 ビジネス 企業動向
トヨタ自動車2013年3月期決算会見
トヨタ自動車2013年3月期決算会見 全 3 枚 拡大写真

トヨタ自動車の豊田章男社長は5月8日、2013年3月期決算の会見で単独決算が5年ぶりに黒字になったことについて「仕入れ先、販売店、そして従業員たち、みんなの執念の賜が今回こういう結果に結びついたと思う」と述べ、感謝の表情を浮かべた。

ただ、豊田社長が考える会社になったかというと、まだまだのようだ。「ようやくそのスタートラインに立てただけ、やっと前を向いていけるんだというわくわく感を感じている。今後もさらにいいクルマづくりを進め、持続的な成長ができる、真の競争力のある会社にリボーンできるように磨きをかけていきたい」

そして、この1年をかけて、従業員、仕入れ先、販売店と一緒になって、真の競争力のある会社とはどういうものか考えていくという。と同時に生産性の向上とすべての分野でのリードタイム短縮に取り組んでいく。「このことを愚直に続けていくことによって、本当の意味での真の競争力の答えが出てくるのではないかと思う」と豊田社長。

13年3月期連結決算で大幅な増収増益を達成したトヨタだが、真の競争力を持った会社にリボーンするのはまだしばらく時間がかかりそうだ。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 洗車で「水シミZERO」、水道に取り付けるだけで純水を生成…サンコーが発売
  2. フィアット『デュカト』2台をひとつに、キャンピングカー製造を効率化…独キャラバンサロン2025
  3. スズキ『アルトラパン』が10年目のビッグマイチェン! 開発者が語る「長く愛される理由」と、それでもデザインを大刷新したワケ
  4. VW『T-Roc』新型、全車マイルドハイブリッドに…全長120mm拡大で快適性向上
  5. 「マークXの面影が…」タイで発表された新型「ヤリスセダン」がかっこいいと話題に!「教習車にも」の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る