スズキ通期決算、国内売上高が初の1兆円突破

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スズキが5月9日に発表した2013年3月期の連結決算は、営業利益が前年同期比21.2%増の1445億円と大幅増益となった。

国内売上高は同5.5%増の1兆0409億円と、初めて1兆円を超えた。一方、海外売上高はアジアの四輪車販売の増加などにより円高による為替換算や欧州の景気低迷の影響を吸収し、同0.8%増の1兆5374億円。この結果、連結売上高全体としては同2.6%増の2兆5783億円となった。

収益面では、為替影響や欧州での売上減少などによる減益要因を、日本、アジアでの四輪車販売の増加や原価低減などによる増益要因で吸収。経常利益は同19.2%増の1555億円、当期純利益は四輪車事業の米国撤退に伴い関係会社整理損失が生じたが、これを吸収し、同49.2%増の803億円と、過去最高の数字を記録した。

セグメント別では、二輪車事業は、欧州、及びアジアでの販売減少などにより、二輪車事業の売上高は同9.6%減の2303億円。営業損益は前期の赤字24億円が119億円に拡大した。

四輪車事業は、国内は新型『ワゴンR』『スペーシア』の発売など商品力を強化し拡販に努めた結果、前期を上回った。海外売上高は、円高による為替換算の影響や欧州での販売減少をアジアでの販売増加でカバーし前期を上回った。この結果、四輪車事業全体の売上高としては同4.0%増の2兆2978億円。営業利益は国内四輪車事業やインド、インドネシアでの収益向上などにより、同31.5%増の1506億円となった。

特機等事業は、売上高が同3.6%増の502億円。営業利益は同17.7%減の59億円となった。

今期の業績予想は、連結売上高が同8.6%増の2兆8000億円、営業利益が3.8%増の1500億円、経常利益が同6.0%増の1650億円、純利益が同12.0%増の900億円とした。

《纐纈敏也@DAYS》

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