WRC、イブ・マトン「アルゼンチンでの勝利はDS3の前進の証」

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セバスチャン・ローブとイブ・マトン
セバスチャン・ローブとイブ・マトン 全 6 枚 拡大写真

WRCは5月7日、シトロエン・レーシングの指揮官であるイブ・マトンが、最近行ったDS3ワールドラリーカーの改良が、ラリーアルゼンチンでのセバスチャン・ローブの勝利に大きな役割を果たしたことを語るインタビューの模様を公表した。

シトロエンのセバスチャン・ローブは、今季4度の参加に限定されたラリーの中の一つであるアルゼンチンで、ライバルのセバスチャン・オジエを退けて勝利を果たした。

しかしシトロエンのフルタイムドライバーであるミッコ・ヒルボネンとダニ・ソルドは6位と9位でのフィニッシュだった。ヒルボネンは水による電装系のダメージで表彰台から退き、ソルドはオープニングでDS3をロールさせてしまった。

ローブがラリーモンテカルロでもたらした勝利を合わせた今季2度目の勝利を踏まえ、マトンは彼のチームの総合的な結果について検証した。

「私が主に感じていることは、ラリーがDS3 WRCのパフォーマンスの高さを実証したということだ。我々はラリーメキシコ以来多くの仕事をして、このアルゼンチンでの勝利によって報われた。勝利の基本的な部分は、最近の幾つかのラリーを欠場したのにも関わらず、ベストパフォーマンスをやってのけたセブ(ローブ)によるものだ」と彼は語り、さらに「しかし私は他のドライバー達の事についても触れたい。ポルトガルでのダニ(ソルド)の後、ミッコ(ヒルボネン)はラリーに勝ち得る競争の中にいた。2人ともそれぞれの長所を結果に出す一貫性に少し欠けているが、我々はそれを成し遂げる為に共に働くだろう」と付け加えた。

シトロエンは過去5年間に渡ってWRCのマニュファクチャーチャンピオンシップを勝ち取ったが、現在は新参のフォルクスワーゲンに14ポイントの差でリードを許している。ただしマトンは、彼のチームが今シーズンのタイトルを再び手にすると信じている。

「我々は(ポイント差が)とても接近していて、カムバックする自信を持っている。先週末は我々にとって良い結果だったが、次のラリー、またその次のラリーと、我々の望む結果が出せることを期待している」とマトンは語った。

《河村兵衛》

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