相鉄グループ、2013年度の投資計画を発表…JR相互直通運転に備えATS-Pなど整備

鉄道 企業動向
相鉄・JR直通線の工事がすすむ西谷駅(横浜寄り)
相鉄・JR直通線の工事がすすむ西谷駅(横浜寄り) 全 2 枚 拡大写真

相鉄グループは5月8日、2013年度の鉄道・自動車設備投資計画を発表した。総額は約62億円。鉄道事業に58億円、自動車事業に4億円を投じる。

相模鉄道(相鉄)の鉄道事業では、輸送力の増強に11億円を投じる。相鉄・JR直通線(2018年度内開業予定)によるJR東日本との相互直通運転開始に向け、パターン伝送形の自動列車停止装置(ATS-P)とデジタル列車無線を既存車両に整備するほか、瀬谷駅の改良工事を推進する。

安全安定輸送の確保には27億円を投じる。本線星川~天王町間の連続立体交差事業を引き続き推進し、高架橋本体の構築などを進めるほか、駅ホームと上屋の架設工事も進める。また、ホームからの転落防止対策として内方線付き点状ブロックを順次整備し、視覚障害者に対するバリアフリー化と安全性の向上を図る。

このほか、サービス向上策として行先案内表示装置の新設や自動放送装置の改良、駅案内の統一サインの整備、ホーム待合室の新設工事などを行う。車両については11000系4編成と10000系3編成の車内照明をLED化して省電力化を図る。

相鉄バスの自動車事業では、大型ノンステップバス11両を導入する。また、運行情報を携帯電話やパソコンなどでリアルタイムに確認できるバスロケーションシステムを全路線に導入する。

《草町義和》

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