【フォード フォーカス 試乗】ハンドリングは伝統の骨太さ…日下部保雄

試乗記 輸入車
フォード・フォーカス
フォード・フォーカス 全 6 枚 拡大写真

フォードらしい硬派な5ドアハッチバック。ハンドリングはフォード伝統の骨太なものでワインディングロードでのしっかりしたハンドルの操作感はホッとする瞬間である。

2リットルの自然吸気エンジンはターボの分厚いトルク感とは違って伸びやかで素直なところが魅力で、パワー的にも十分だ。また6速のツインクラッチはダイレクト感よりも滑らかさを優先しているので、Dレンジではショックもなくスマートでリラックスした走りができる。

一方、スポーツモードにするとエンジン回転を高めに保つので、レスポンスは格段に向上する。マニュアルシフトのスイッチはシフトレバーにあり、慣れると操作しやすい。乗り心地は大きなタイヤを履いているのでダイレクト感があるが、その割にはしなやかで、上下ダンピングに優れている。荒れた路面でも車体をフラットに保って通過できる。話題の安全装備は低速域ブレーキシステムのアクティブシティストップを持つ。グレードは最上級のSPORTのみになる。

■5つ星評価
ハンドリング…★★★★★
インテリア/居住性…★★★★
パワーソース…★★★
フットワーク…★★★★
お勧め度…★★★★

日下部保雄|モータージャナリスト/日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会長
大学時代よりモータースポーツの魅力に取り付かれ、ラリー、レースに参戦する。その後幾多のキャリアを積み、全日本ラリー/全日本ツーリングカー選手権、海外ラリー/レースで活躍、数々のタイトルを得る。またテストドライバーとしてタイヤ、ショックアブソーバー、ブレーキなどの開発評価を行なう。これら活動と並行して、またモータースポーツの経験を活かしてモータージャーナリストとしては70年代後半より活動を始め、専門誌をはじめTV、ラジオ、WEBなどのメディアにも試乗レポートやコラムを多数寄稿。30年以上のキャリアを積む。また安全で楽しいドライビングを目指してドライビングスクールも主宰する。

《日下部保雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  2. 日本とは違う『カローラセダン』に「GRスポーツ」が登場、ステアリングもGRがチューニング
  3. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  4. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  5. 初公開の『黒いプレリュード』に「ワクワクしますな!」、SNSで高評価集まる
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る