日産自動車が発表した2013年3月期連結決算は、中国や欧州の不振が響き、営業利益が前年同期比4.1%減の5235億円となった。
グローバルの販売台数は中国や欧州での落ち込みがあったものの、北米が好調で同1.4%増の491万4000台と過去最高を記録。世界の全需は同4.8%増の7933万台で、世界シェアは6.2%と、前年より0.2ポイントのマイナス。売上高は同2.3%増の9兆6295億円となった。
経常利益が同1.1%減の5293億円、当期純利益は同0.3%増の3424億円となった。
カルロス・ゴーン社長は「2012年度は日産にとって、成功もあり課題もあった1年となったが、過去最高の販売台数、ブランドの向上、重要な成長市場におけるプレゼンスの拡大を達成した」と述べた。
今期の業績見通しは、売上高が同7.7%増の10兆3700億円、営業利益は同16.5%増の6100億円、経常利益は同21.9%増の6450億円、最終利益は同22.6%増の4200億円とした。