VW ゴルフ GTI 新型に503psの高性能コンセプト…最高速300km/h

自動車 ニューモデル 新型車
フォルクスワーゲン デザイン ビジョン GTI
フォルクスワーゲン デザイン ビジョン GTI 全 10 枚 拡大写真
フォルクスワーゲンは5月8日、オーストリアで開幕したグループのファン感謝イベント、「Wortherseeツアー」において、『デザイン ビジョンGTI』を初公開した。

同車は、欧州で発表されたばかりの新型『ゴルフGTI』をベースに、究極の高性能を追求したコンセプトカー。そのデザインやメカニズムには、レーシングカーの世界が表現されている。

市販版の新型ゴルフGTIは、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」エンジンを搭載。ノーマル状態で、最大出力220-230psを引き出す。ところが、このデザイン ビジョンGTIでは、直噴3.0リットルV型6気筒ガソリンターボ「TSI」に換装。

もちろん、このV6 TSIもフルチューンを受けており、最大出力は503ps/6500rpmと、ノーマルの倍以上のパワーを獲得。最大トルクは57.1kgm/4000-6000rpm。51kgmものトルクを、2000rpmという低回転域から発生する特性とした。

トランスミッションは、デュアルクラッチの「DSG」。駆動方式は4WDの「4モーション」。デザイン ビジョンGTIは、0-100km/h加速をわずか3.9秒で駆け抜ける。最高速は300km/hと、スーパーカーの領域。

もちろん、ブレーキやサスペンションは強化。ブレーキローターはフロント380mm、リア356mmの大径タイプ。セラミックブレーキディスクを採用する。タイヤは20インチで、フロントが235/35、リアが275/30とワイド。サスペンションには、サーキット向けのセッティングが施される。

外観は、ほとんどレーシングカー。ボディはワイド化され、専用のエアロパーツによって大幅に迫力を増した。ボディサイズは全長4253×全幅1870×全高1385mm。市販のGTIよりも15mm短く、71mmワイド、57mm背が低い。フォルクスワーゲンによると、新モジュラープラットホーム、「MBQ」の柔軟性を生かし、市販のGTIよりもフロントアクスルを前方へ移動させ、フロントオーバーハングの短縮とロングホイールベース化を図っているという。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「めっちゃカッコよくない?」無限仕様の新型『プレリュード』が話題に、SNSではホイールにも「たまらない」の声
  2. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  3. 【DS N°8 新型試乗】ハンドリングはもはや「賢者」、フランス車の味わいを濃縮した極上の一台…南陽一浩
  4. 「今までのルノー車にはないデザイン」6代目となった新型ルノー『ルーテシア』、ファンの注目は“F1由来”の技術
  5. SHOEIのフラッグシップヘルメットに限定「カーボン」仕様が登場!「垂涎の一品」「想像より安い」など話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る