ANA、6月1日から787型機の運航を再開、羽田~台北線などに787を投入

航空 企業動向

全日本空輸(ANA)は、ボーイング787型機を6月1日から運航再開するとともに、これに伴う2013年サマーダイヤ計画を一部変更すると発表した。

ANAは、バッテリートラブルの問題からボーイング787型機を運航停止しているが、4月26日に国土交通省が787型機への耐空性改善通報の改訂版を発行した。同社では保有する17機の787型機について、ボーイングのサポートチームと連携、順次バッテリーの改修作業を実施している。

787型機は、必要な改修作業を実施し、バッテリーに対する信頼性とボーイング787型機に対する安全性を十分確認した上、改修された機材の飛行状態を確認する確認フライトと運航乗務員の慣熟飛行の実施するなど、準備を整えた上で、6月1日から定期便運航を再開する。

また、787型機の定期便運航再開に併せ、6月以降の国際線・国内線サマーダイヤの一部を変更する。

国際線は成田~シアトル線にB777-300ERを、成田~サンノゼ線にB787-8をそれぞれ使用して運航を6月1日から再開する。また、ボーイング787型機を新たに羽田~台北(松山)線、成田~北京線などに順次投入する。羽田~フランクフルト線、羽田~北京線など、777型機や767型機を使っている路線も787型機に機材を変更する。

成田~シアトル線、サンノゼ線の予約・販売は5月10日から再開する。

6月以降も中部~ソウル(仁川)、関西~ソウル(仁川)は運休を継続する。

6月29日から増便予定の成田~シカゴ線は、増便開始を延期する。現在、2013年9月頃の増便を予定しているが、開始時期などの詳細は確定次第、公表する。

国内線は、787型機を既存の運航路線に加え、6月1日から羽田~秋田線、6月15日から羽田~富山線に投入する。

また、7月以降は、羽田~沖縄線を1日9往復から10往復、伊丹~沖縄線を1日1往復から3往復に増便するなど、夏季需要を踏まえ、沖縄路線を中心に増便する。

《レスポンス編集部》

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