開幕から4戦は遠隔地での開催だったが、今回がヨーロッパラウンドのスタートであり、またこの地はプレシーズンテストのほぼ2/3が開催された場所でもある。
カタロニアサーキットは、中高速コーナーと低速セクション、そしてロングストレートとすべての要素が組み合わさったF1マシンの評価には最適なサーキットとして定評がある。一方で、ここはオーバーテイクしやすいサーキットではなく、連続するコーナーゆえに渋滞が形成されやすい。DRSを使ってもオーバーテイクの非常に難しいコースとなる。
現在、セバスチャン・ベッテルとレッドブルがそれぞれタイトルレースをリードしてはいるが、3~4月続いた混沌とした展開は大きく変わりそうもない。
カタロニアサーキットは、2013年シーズンが初めて迎えるノーマルタイプのサーキットであり、例年この地でシーズンの本当の実力が示されてきた。統計的には、過去22回のグランプリ中16回、ここバルセロナの優勝チームがコンストラクターズタイトルを手にしてきたという事実がある。