5月16日、ホンダは当日招集の緊急記者会見を実施し、2015年シーズンからのF1復帰を発表。マクラーレンチームへの、1.6リッターV6ターボを含むパワーユニット供給という参戦形態も発表された。
かつて1988~92年に共闘し、88年にはアイルトン・セナとアラン・プロストを擁して16戦15勝した伝説の最強タッグ「マクラーレン・ホンダ」がF1に復活する。会見にはホンダの伊東孝紳社長と、マクラーレングループのCEOであるマーティン・ウィットマーシュが出席し、23年ぶりとなるタッグ再結成で、新たな最強伝説の幕を開きたい、との旨を語っている。
なお、ドライバー起用や2チーム目以降へのパワーユニット供給の有無に関しての発表はなかった。またマクラーレンは、技術規定が大きく変化する来季(2014年)は、現在のパートナーであるメルセデスから引き続きパワーユニット供給を受けるということが、ウィットマーシュCEOによって確認されている。
伊東社長は復帰の経緯について、「来季からの新たな技術規定が、市販車技術との相互フィードバックを進め、若い技術者が研鑽を積む場として最適なものと判断した」旨を語っており、「社内からの復帰への熱意の高まりもあり」、今回の決定につながったとしている。