アメリカ航空宇宙局(NASA)は5月16日、2018年以降の打ち上げを目指すジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡のMIRI(Mid-Infrared Instrument)埋め込み作業の序盤部分を終えたと発表した。
MIRIはウェッブ宇宙望遠鏡の「目」に相当する部分。電磁スペクトルの中間赤外領域内の光を捉えるカメラとスペクトルグラフから構成され、銀河の形成をかいま見ることや宇宙の深層を目撃することが可能となる。
一連の作業はゴダード宇宙センター内の無菌室で行われており、その内容は複雑かつ膨大とされる。「エンジニア一人一人に各作業の役割がある。できるだけ他の作業を妨げないよう、慎重に進めなければならない」と責任者のジェイソン・ハイラン氏は語る。