【メルセデスベンツ B250 BlueEFFICIENCY 試乗】乗り味はよりジェントルに…島崎七生人

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メルセデスベンツ B250 BlueEFFICIENCY
メルセデスベンツ B250 BlueEFFICIENCY 全 6 枚 拡大写真

試乗車はカタログ掲載写真と同じコスモブラック(M)のボディ色。標準の18インチAMGホイールも黒ということもあり、かなり凄みの効いたルックスだった。

が、実際に走らせた印象は、見た目とはかなり違う。とくに乗り味は、低速からしっとりとジェントル。くっきりとした目地なども上手くかわしながら走る。グレード違いながら導入直後に試乗した「A180」より、乗り味がしっとりとしてきたと感じた。訊けば昨年中に足回り等の“改良”が入っているのだそう。これでロードノイズがさらに抑えられればなおよい。

211ps/35.7kg-mを発揮する2リットルターボエンジンは、『Aクラス』にも搭載されるもの。すんなりと発進でき、走行中も十二分な加速が得られる。100km/h走行時は7速で1600rpmほどで、穏やかなクルージングが可能。7G-DCT(デュアルクラッチ)は、他の『Bクラス』『Aクラス』同様、シフトショックをまったく感じさせない洗練されたマナーをもっている。

黒地のプレーンなメーターパネルは、実用車らしさが感じられ好感がもてる。黒色の天井トリム、ブラックアッシュウッドのパネルなど室内はクールな仕立て。“ヘーゼルナッツブラウン”と呼ばれる「エクスクルーシブパッケージ」で選べる本革シートも、タプッと厚みがあり、Bクラスのような実用車向きだ。

個人の趣味の問題だが、シルバー色のプレーンな“見た目”のホイールが選べてもいいとも思った。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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