WRCは5月15日、2103年シーズンの最初の5戦（ラリーモンテカルロ、ラリースウェーデン、ラリーメキシコ、ラリーポルトガル、ラリーアルゼンチン）のハイライトを収録したビデオを公表した。
■ラリーモンテカルロ（1月20日）
ラリーモンテカルロの最終日の夜、トップ7の中の3人のドライバー、エフゲニー・ノビコフ、ヤリ-マティ・ラトバラ、ユホ・ハンニネンがコル・デ・トゥリ二・ステージの最初のパスで最悪のコンディションの為にクラッシュした後、開催者は最後の2つのステージをキャンセルし、SS16までの結果がレースの勝敗を決定することとなった。それによりシトロエンDS3のセバスチャン・ローブが1位、フォルクスワーゲン・ポロRのセバスチャン・オジエが2位、同じくポロRのダニ・ソルドが3位となった。
■ラリースウェーデン（2月10日）
フォルクスワーゲン・ポロRのセバスチャン・オジエが金曜日の朝に9度のWRCチャンピオンを獲得したセバスチャン・ローブからリードを奪った後、このフランス人ドライバーは雪と氷のイベントを完全に支配し、フォルクスワーゲンに初勝利をもたらした。オジエの後にはシトロエンDS3のセバスチャン・ローブが2位、フォード・フィエスタRSのマッズ・オストベルグが3位に入賞した。
■ラリーメキシコ（3月10日）
フォルクスワーゲン・ポロRのセバスチャン・オジエは、最大のライバルであるセバスチャン・ローブの欠場の間にアドバンテージを得て、金曜日に少しの間リードを譲ったものの即座にリードを取り戻し、2位以下に3分29秒9の差をつけて今季2勝目を手にした。2位にはシトロエンDS3のミッコ・ヒルボネン、そして3位にはフォード・フィエスタRSのティエリー・ヌーブルが入賞し、初のWRCの表彰台に立った。
■ラリーポルトガル（4月14日）
フォード・フィエスタRSのマッズ・オストベルグがラリーの序盤でリードしたが、彼がクラッシュでリタイアとなった後、フォルクスワーゲン・ポロRのセバスチャン・オジエがリードを引き継ぎ、2位となったシトロエンDS3のミッコ・ヒルボネンに58秒2の差をつけて今季3勝目を獲得した。3位にはオジエのチームメートであるヤリ-マティ・ラトバラが入賞した。
■ラリーアルゼンチン（5月5日）
過去3戦を欠場した後にこのラリーに復帰したシトロエンDS3のセバスチャン・ローブが、フォルクスワーゲン・ポロRのセバスチャン・オジエに55秒の差をつけて同ラリーでの8勝目を飾り、オジエの4連勝を阻んだ。オジエは最初の6つのステージの内の5つで勝利して序盤のリードを奪ったが、金曜日の朝にコースアウトして約40秒を失い、ローブにリードを譲ることとなった。3位にはオジエのチームメート、ヤリ-マティ・ラトバラが入賞し、アルゼンチンで初の表彰台に立った。
尚、WRC第6戦のアクロポリスラリーは5月30日（木）より開催される予定である。
動画： https://www.youtube.com/watch?v=4vhOS9aQBb0
