パーキングエリア、テーマパーク化で集客…東北道羽生PA上り線が「江戸」に

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「江戸」テーマ・パーキングエリアとして生まれ変わる羽生PA上り線イメージ
「江戸」テーマ・パーキングエリアとして生まれ変わる羽生PA上り線イメージ 全 2 枚 拡大写真

東北道羽生PA(埼玉県羽生市)上り線に、2013年冬の完成を目指してテーマPA(パーキングエリア)が建設されようとしている。高速道路PAのイメージを打ち破る新スポットが、またひとつ登場する。

【画像全2枚】

テーマPAは、東日本高速が全国に先駆けて手がける新しいPAの形だ。PA全体がひとつのテーマで統一され、車両を駐車場に止めて降りたところから、その世界観に浸ることができる。

羽生PA上り線でのテーマは「江戸」。PAではおなじみのそばやうどんなどの丼を、江戸の町家で味わう趣きは独特のものになるだろう。

同社のテーマPAは2010年、同じ埼玉県内深谷市にある関越道寄居PAに第1弾ができた。寄居PAのテーマは「星の王子様」。フランスの作家アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの小説の世界を再現した。

和風のメニューを取り去ったレストラン施設は、サンドイッチやオムライスを前面に押し出した。星の王子様の像が配置された庭園にはバラ園の植栽。バイク駐車場もプロバンス風に演出された徹底ぶりで、利用者を飛躍的に伸ばすことに成功した。

羽生PA上り線は、この第2弾のテーマ型PAだ。同下り線は09年に駅ナカ商業施設のPasar(パサール)羽生としてリニューアルされている。同社幹部は手付かずだった上り線を「時代劇小説の世界を再現したい」と意気込む。

現在、このリニューアルのため羽生PA上り線は、この工事のため仮設店舗で営業されている。

《中島みなみ》

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