【新聞ウォッチ】日産・三菱の「軽」生産開始で水島の“元気回復”へ

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水島製作所のオフライン式
水島製作所のオフライン式 全 4 枚 拡大写真
気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。


2013年5月21日付

●株終値1万536円(読売・1面)

●日産・三菱軽で攻勢、共同開発車の生産開始(読売・9面)

●7代目ゴルフ(読売・9面)

●シャープ資産400億円売却、今年度中、海外工場や保有株(朝日・3面)

●車生産、中国を最大に、GMやVW内陸で新工場(日経・1面)

●パナソニック、持ち合い1000億円売却 有利子負債を圧縮(日経・1面)

●自動車保険の回復半ば、損保大手支払額高止まり(日経・5面)

●ラオス、EV先進国狙う、三菱自など安い電力活用(日経・9面)

●インド二輪車販売4割増 ヤマハ発(日経・12面)


ひとくちコメント
日産自動車と三菱自動車が共同開発した新型の軽自動車の生産が三菱自動車の国内最大の生産拠点の水島製作所(岡山県倉敷市)で始まった。オフライン式のセレモニーには、伊原木隆太・岡山県知事らの来賓に、日産の志賀俊之COO、三菱の益子修社長、共同開発会社のNMKVの遠藤淳一CEOら両社の幹部、生産ラインの従業員、報道関係者ら約400人が出席して盛大に行われた。

きょうの各紙にも「日産・三菱自コラボ第1弾、水島の雇用維持、販売底上げ」(朝日)をはじめ、地元の岡山地方版にも「水島の元気加速、倉敷市長や部品会社歓迎」(読売)などと、取り上げている。

伊原木知事は「県内の工業出荷額でこの水島や自動車関連の部品会社が占めるウエートは大きく、日産との合弁で水島が元気になるのは有り難い」とあいさつした。

また、今回、初めて水島製作所を訪れた志賀COOは「70年の歴史がある工場だなと感じた。その歴史の中で、おそらくさまざまなご苦労があったのだなと思うが、非常に合理的な運用をされており、商品だけでなく、生産面でもお互いに学び合おうことがでそうだ」と印象を語った。

その12年度の水島の生産台数は超円高の影響で輸出台数が落ち込んで生産能力を大きく下回る23万台強だった。それを新たに共同開発の軽自動車を生産することで「35万台まで引き上げたい」(相川哲郎・三菱自動車常務)という。

それぞれの新型軽自動車目標台数は6月6日の発表までは明らかにしないとしているが、つまり、単純計算では12~3万台がその軽の生産となる。もっとも、生産ラインを見学すると、この日は、日産車向けが圧倒的に多かったようにと見受けられた。

《福田俊之》

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