川崎重工、札幌市交通局から東豊線7000形の後継車9000形を受注

鉄道 企業動向

川崎重工業は5月22日、札幌市交通局から東豊線案内軌条式地下鉄電車9000形80両を受注したと発表した。受注総額は約120億円(台車等別発注の機器を除く)。

今回受注した9000形地下鉄電車は、兵庫工場(神戸市)で製造し、2014年度から2016年度に順次納入する。

案内軌条式(ゴムタイヤ方式)地下鉄電車は、スムーズな乗り心地、低騒音、優れた登坂能力、短い制動距離などのメリットから札幌市交通局が南北線開業時に国内で初めて採用した。同電車は、1972年の札幌冬季オリンピック開催に合わせて1971年に開業した南北線に続き、東西線(1976年開業)、東豊線(1988年開業)にも順次採用され、同社は南北線の開業以降一貫して同電車の製造納入を担ってきた。

9000形地下鉄電車は、東豊線開業に合わせて導入された7000形の後継電車で、強度アップによる安全性を高めたアルミ・セミダブルスキン構体を採用するとともに、自動列車運転装置(ATO)やワンマン運転にも対応する。また、液晶ディスプレイ(LCD)表示装置などの情報サービス、前照灯、室内灯に省電力で環境に配慮したLED灯を採用するなど最新のシステムを搭載する予定。

同社では今後、高い技術力と信頼性をもとに、環境負荷の少ない交通手段である鉄道車両を国内外に積極的に供給していく方針。

《レスポンス編集部》

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