米国の自動車大手、フォードモーターが今春、自動車を分類する新たな用語として定義した「スーパーセグメント」。そのスーパーセグメントの米国での販売が、伸びていることが分かった。
スーパーセグメントとは、サブコンパクトカー、コンパクトカー、小型SUV、ミッドサイズセダンの4カテゴリーをひと括りにした新名称。これら4カテゴリーは、米国の新車販売の半分以上を占めていることから、同社はスーパーセグメントという新呼称を与えた。
フォードモーターの車両で、スーパーセグメントに該当するのは、『フィエスタ』、『フォーカス』、『エスケープ』、『フュージョン』など。
同社の5月16日の発表によると、スーパーセグメントに属するフォード車の2013年1-4月米国販売実績は、市場シェアが13%と、前年同期比2ポイント増えたという。
スーパーセグメントで販売を牽引するのが、中型セダンの『フュージョン』と、小型クロスオーバー車の『エスケープ』。1-4月の米国実績は、フュージョンが前年同期比25.4%増の10万7280台、エスケープが30.7%増の9万8809台。
フォードモーターは、「フュージュンの1-4月米国中型セダン市場におけるシェアは、前年同期比2ポイント増の12%。一方、トヨタ『カムリ』は1ポイント減の15%」と説明。カムリの市場シェアを侵食したとアピールしている。