ボンバルディアは5月22日、欧州航空安全局(EASA)の認可を受けた、改良されたボンバルディア・エンハンスド・ビジョン・システム(BEVS)によって、チャレンジャー605ジェットの運用機能をさらに強化することを発表した。
カナダ民間航空管理局とアメリカ連邦航空局によってすでに認可されたこのシステムは、最も先進的な強化ビジョンテクノロジーを持ち、強化された状況判断と運用上の柔軟性を提供する。
BEVSはヘッドアップ・ガイダンス・システム(HGS)と前方監視赤外線カメラから成り、HGSはクルーの状況判断を、パイロットが窓の外を見ている間にキーとなる飛行パラメーターを提供することによって改善する。赤外線カメラは地形や滑走路、他の航空機や動物などを含む機外の環境をHGSと副パイロットの多機能ディスプレイの上にオーバーレイイメージとして提供する。
「チャレンジャー605ジェットは、世界中の変化する気候と環境の中にあって本当の主力商品である。運用可能なBEVSが利用可能となった今、この航空機は各社のミッションにさらに魅力のあるプラットフォームを提供するだろう」とボンバルディア・ビジネス航空機チャレンジャー部門の副社長兼総務部長のステファン・レブランク氏は語った。