はやぶさ2、レーザ高度計フィールド試験を近日中に実施

宇宙 テクノロジー
はやぶさ2が目的地のC型小惑星「1999JU3」にランデブーした予想イメージCG。
はやぶさ2が目的地のC型小惑星「1999JU3」にランデブーした予想イメージCG。 全 6 枚 拡大写真

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は5月23日、近日中に北海道の大樹航空宇宙実験場にて、報道関係者向けに2014年打上げ予定の小惑星探査機「はやぶさ2」の「レーザ高度計」フィールド試験を実施することを発表した。

レーザ高度計(Light Detection and Ranging、Laser Imaging Detection and Ranging:LIDAR)は対象天体に向けてレーザを発射し、天体表面で散乱して返ってくるレーザを検出し、この時の往復時間を基に探査機と天体表面との現在の距離(高度)を測定する装置だ。探査機が小惑星に接近・着陸するためには必須の航法用センサで、はやぶさ初号機にも搭載されていた。

今回の試験は、はやぶさ2搭載のLIDARのエンジニアリングモデル(EM)を使用し、その動作および性能の確認を行うことが目的である。

試験概要は、LIDAR EMを滑走路上に設置し、滑走路上で約1km離れた位置に設置したターゲット抜けて1Hzでレーザを照射。そしてターゲットを滑走路直線方向に1km付近から数10mまで移動させ、LIDARの動作および性能を確認するというものだ。

LIDARの腫瘍諸元は、測距範囲が30m~25km以上、測距方式がパルス方式、分解能が0.5m、サイズが230mm×240mm×240mm、重量が3.7kgとなっている。

《デイビー日高》

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