インディカーのプラクティス直後に行われた「ファイアストン・フリーダム100」。インディカーへのステップアップ・カテゴリー「インディ・ライツ」のレースだ。
第1回の優勝者は今回のインディ500ポール・ウィナーであるエド・カーペンターがその名を刻んでいる。
今年の注目はなんといってもカルロス・ムニョスだ。
インディ500へはスポット参戦でありながら今回予選2位のグリッドを獲得している。もし、このフリーダム100で優勝すると、ムニョスには日曜日のインディ500で史上初のダブル優勝の権利が発生するのだ。
ムニョスは40周レースの13周目からリーダーになり、ファイナルラップを迎えた。まず、セイジ・カラムが仕掛け、2台が並走するとそのドラフティングを利用して今度はギャビー・シャベスが3列目を作る。そしてフィニッシュ・ライン寸前で最後に大外から伸びてきたのがピーター・デンプシーだった。
4台が横一線に並んでのフィニッシュだ。優勝はシャベスをハナ差で交わしたデンプシーのものとなった。その差はわずか0.0026秒に過ぎなかった。カラムは3位。注目のムニョスはゴール寸前で3台に抜かれ、4位に終わった。