『グランツーリスモ6』山内氏、マルチデバイス対応や体験版「GTアカデミー」の可能性を説明

モータースポーツ/エンタメ ゲーム
『グランツーリスモ6』山内氏、マルチデバイス対応や体験版「GTアカデミー」の可能性を説明
『グランツーリスモ6』山内氏、マルチデバイス対応や体験版「GTアカデミー」の可能性を説明 全 16 枚 拡大写真

2013年冬発売予定の『グランツーリスモ6』。ゲーム周辺のトピックスとして、マルチデバイスへの対応と現実世界で展開されるコラボレーションがあります。今後、発売までの6カ月間に自動車産業やさまざまなブランドとのコラボレーションを順次発表していくといいます。

マルチデバイスへ対応について、プロデューサーである山内一典氏は「リアルドライビングシミュレーションはPS3が一番適していると思います。でも、コミュニティーファンクションやソーシャルな活動をするには、必ずしもプレイステーションが適切ではないですよね。『GT6』では、スマートフォンやタブレットあるいはPC上で動くウェブアプリケーションを用意して、どのデバイスでもグランツーリスモの情報にアクセスできるようにします」と述べました。

また、『GT6』発売へ向けて展開されるコラボレーションでは、まず7月リリースの『『GT6』』体験版において、未来のレーシングドライバーを発掘する「GTアカデミー」の予選が行われることが発表されました。

山内氏「『GT6』の発売まで、あと6カ月くらいありますが、その中で“リアルとバーチャルのエッジエフェクト・アクティビティ”というのは、今後どんどん発表できると思いますので、今後のニュースを楽しみにしていて下さい。数多くのマニュファクチャラー、自動車業界に限らずいろいろな企業やブランドといろんな準備をしていますので、これから順番に発表できると思います」と話しました。

この“リアルとバーチャルのエッジエフェクト・アクティビティ”というのは、どういったものなのでしょうか?

山内氏「グランツーリスモの特徴として、リアルとバーチャルの境界でおこる面白い作用があります。「GTアカデミー」はもっとも成功したものの一つになると思います。また、僕らとトヨタで開発している「CAN-ECUシステム」は、実際にサーキットを走った走行データをプレイステーションで再現できるもので、これを『GT6』で採用します。このシステムはトヨタ『GT86』(日本名:トヨタ『86』)から始まりますが、いずれトヨタのスポーツモデルに展開していくはずです」と、これまでの事例を紹介しました。

このように、グランツーリスモ6におけるコミュニケーション機能の強化では、ゲームユーザー同士にとどまらず、現実世界の自動車メーカーや様々なブランドなども巻き込もうとしているように見えます。グランツーリスモをハブに、“クルマ好き”や“運転することが好き”という人達がつながっていくことで、どんな化学反応が起こるのか楽しみですね。

《椿山和雄@INSIDE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  3. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  4. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  5. ホットハッチの名車『205 GTi』の再来、『E-208 GTi』にSNS興奮!「ヤバいホイール」などデザインにも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る