メルセデスAMGにとって2013年シーズン最初の優勝が、とうとうニコ・ロズベルグの手によって成し遂げられた。父ケケ・ロズベルグがウィリアムズで勝ってからじつに30年という時間が経過していた。
モナコGPはセーフティカーが2回、赤旗中断が1回という波乱に富んだ展開を見せたが、ロズベルグはポールポジションから終始リードを守ったまま優勝に持ち込んだ。
一方チームメートのルイス・ハミルトンは、マーク・ウェーバーとセバスチャン・ベッテルのレッドブルコンビに割り込まれ4位にとどまったため、予選のメルセデスAMG1-2体制は決勝で崩れた格好だ。
スタートでは特に波乱もなくロズベルグがリードを守る。ハミルトンがポジションを落としたのは、1回目のピットストップとセーフティカーが重なったためだった。原因はフェラーリのフェリペ・マッサで、1コーナーで激しくクラッシュして病院でメディカルチェックを受ける羽目になった。レース中盤頃には、マルシャのマックス・チルトンとウィリアムズのパストール・マルドナドが接触してレースは赤旗中断となった。
再スタート後もロズベルグが先頭で独走、ベッテルとウェーバーとハミルトンがトレインを形成。ハミルトンはレッドブルを攻略できずに4位フィニッシュでレースを終えている。
レースリザルト
1. ロズベルグ(メルセデスAMG)
2. ベッテル(レッドブル)
3. ウェーバー(レッドブル)
4. ハミルトン(メルセデスAMG)
5. スーティル(フォースインディア)
6. バトン(マクラーレン)
7. アロンソ(フェラーリ)
8. ベルニュ(トーロロッソ)
9. ディレスタ(フォースインディア)
10. ライコネン(ロータス)
11. ヒュルケンベルク(ザウバー)
12. ボッタス(ウィリアムズ)
13. グティエレス(ザウバー)
14. チルトン(マルシャ)
15. ヴァンデルガルデ(ケータハム)
DNF
ペレス(マクラーレン)
グロージャン(ロータス)
リチャルド(トーロロッソ)
ビアンキ(マルシャ)
マルドナド(ウィリアムズ)
マッサ(フェラーリ)
ピック(ケータハム)