スバルが、STIバージョンを設定した新型スポーツカーを開発している可能性が浮上した。ガソリンエンジン搭載か、フル電動電気自動車か、次期トヨタ『GR86』兄弟車か、はたまた次期『GRセリカ』をベースにするのか? スバルの『BRZ』後継関連の情報は絞りきれない……。
【画像】スバル BRE 予想CGとパフォーマンスE STIコンセプト
◆商標登録から見る可能性
海外報道によると、スバルはオーストラリア知的財産庁(IP Australia)に「ACX」と「ACX STI」の商標を登録したという。名称は、1985年に公開されたコンセプトカー『ACX-II』を連想させるものだ。また、スバルが「Flat Shift」や「Rev Sync」の商標登録も申請していることから、ガソリンエンジン搭載車の可能性を指摘している。
いっぽうで、各国で確認されている商標登録の内容からは、異なる見方もできる。「ACX」、「VPX」、「ZPX」の名称は、それぞれのSTIモデルとともに、米国、カナダ、英国でも商標登録されている。これらの登録申請には、「自動車およびその構成部品、電気自動車」との説明が記載されているという。
◆スバルはSUV、提携するトヨタはEVスポーツカー
スバルは米国市場向けに『アンチャーテッド』、『ソルテラ』、『トレイルシーカー』、『ゲッタウェイ』などの新モデル投入を予定しているが、いずれもクロスオーバーSUVだ。スバルが提携するトヨタは『FT-Se』や『GR GT』などのEVスポーツカーを計画しているとされており、ここからスバルがスポーツEVを投入する可能性にも注目が集まる。
スバル BRE 予想CG
ACX、VPX、ZPXのうち、VPXのみが「Wilderness」の名称と組み合わせて登録されている。これは、SUVやクロスオーバーなどの実用性を重視したモデルを示唆しているとみられる。ACXとZPXについては用途を示す情報が確認されておらず、詳細は不明だ。ただし、一部ではBRZ後継となるEVスポーツカー向けの名称候補との見方も出ている。
◆パフォーマンスE STIコンセプトの存在
編集部が提携するデジタルアーティストのTheottle氏は、BRZ後継モデルをフル電動スポーツカーとして予想し、『パフォーマンスE STIコンセプト』のデザイン要素を取り入れたレンダリングを公開している。仮称は『BRE』だ。
ACXの商標関連書類は、ゼロエミッションパワートレインを示唆しているとされるが、スバルとトヨタの協業関係を考慮すると、内燃機関を搭載したスポーツカーが並行して展開される可能性も残されている。
スバル BRE 予想CG◆BRZラリーカーとGRセリカとの関係は?
スバルは最近、ラリー参戦を視野に開発したBRZベースのワイドボディラリーカーを公開した。同時期、トヨタ関連では正体不明のWRC参戦車両のテスト走行が目撃されており、一部では次期『GRセリカ』の競技仕様車との見方もある。現時点でこれらの2車種に技術的な共通点は確認されていない。しかし、市販版GRセリカが登場した場合、スバルが兄弟車を展開する可能性を指摘する声もある。
トヨタは次世代GR86の投入を示唆しているが、スバルのスポーツカー戦略がそれとは異なる方向へ進む可能性もある。次期BRZがEV化されるかどうかを含め、今後の動向に注目だ。




