飲酒運転で死亡事故のトラック運転手に実刑判決

自動車 社会 社会

今年2月、青森県青森市内の国道7号で大型ダンプトラックを飲酒運転し、横断していた35歳の女性を死亡させたとして、自動車運転過失致死などの罪に問われた47歳の男に対する判決公判が5月22日、青森地裁で開かれた。裁判所は懲役6年の実刑を命じている。

問題の事故は2013年2月28日の午後8時55分ごろ発生している。青森市荒川付近の国道7号(片側2車線)で、青信号に従って徒歩で道路を横断していた35歳の女性に対し、交差点でUターンしていた大型ダンプトラックが衝突した。

女性は全身強打で死亡したが、トラックはそのまま逃走。警察は後に藤崎町内に在住する47歳の男を自動車運転過失致死や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕したが、この男は事故直前に缶入りの酎ハイ2本(合計で850ml)を飲んでいたことが判明。検察は酒気帯び運転も加えて起訴している。

22日に開かれた判決公判で、青森地裁の吉田勝栄裁判官は「業務があるにもかかわらず、酒を飲んで運転する行為は職業運転手としての自覚に欠けた行動」と指摘した。その上で裁判官は「安全を確認するという、基本的な注意義務を怠って事故を起こした責任は重い」として、被告に対して懲役6年の実刑判決を言い渡している。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 大人の秘密基地のキャンピングカー提案、「TRIP BLACK EDITION」出展へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. 新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…土曜ニュースランキング
  3. 【ホンダ ADV160 試乗】彩りとわくわく感あふれる「アドベンチャー」スクーター…伊丹孝裕
  4. 日産『ムラーノ』、「プロパイロット」搭載でハンズフリー運転が可能に…米2026年モデル
  5. 「トヨタがロールスロイスと勝負するのか?」2ドアクーペの新型センチュリー発表に、SNSは興奮の渦
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る