【スバル XVハイブリッドプロトタイプ 試乗】HV以前に上質な走りの味が印象的…島崎七生人

試乗記 国産車
スバル XVハイブリッドプロトタイプ
スバル XVハイブリッドプロトタイプ 全 6 枚 拡大写真

「走りも燃費も1~2格上を狙う」(開発スタッフ)が『XVハイブリッド』の開発目標だった。ハイブリッドという記号性だけに頼らず、上質なクルマを…と、スバルらしいこだわりが込められた。

【画像全6枚】

プロトタイプながら試乗してまず実感したのは、ハイブリッド車という以前に、快適性が相当に高められたという点。とくに走行中のノイズ、振動の伝わりかたの小ささはベース車を上回る。聞けば専用開発のタイヤを始め、エンジン、CVT(マウント含む)始め、空調ファン、バッテリーの冷却ダクト、後席まわり等、多岐にわたり遮音・騒音対策がされたという。それらの効果は肌で実感できる。キメ細かな気配りやセンスと、単にハイブリッドにしただけでなく、「クルマの走りの質自体も磨くのだ」という開発陣の思いはしっかりと伝わってくる。

乗り心地も問題なく快適。タイヤの指定空気圧が高めのため、現状で走行中、段差などを越えると伝わるショックが丸く緩和されればさらによさそうだ。

20km/リットルを達成したハイブリッドは、得意のEyeSightとの連携でも高効率を実現しているという。限られた時間と場所の試乗のため燃費性能の確認は別の機会に譲るが、第一印象は“ハイブリッドを意識させない自然な走りっぷり”だった。AWDベースの力強く安心感のある走りが特徴で、モーターが支援に入る際のマナー等も実にスムースで違和感がない。SI-DRIVEでガソリン車同様に走行モードを切り替えて「Sモード」を選ぶと、きっちりとスポーティな走りも堪能できた。条件が揃えばEV走行も実行される。クランク角を制御しアイドリングストップ後の再始動時のショックを低減させる…といった配慮もなされている。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『セリカ』ついに復活へ、GRスポーツ戦略は3本柱に?
  2. 【スズキ ワゴンR 新型試乗】「MTが少ない」と嘆くあなたに、『ワゴンR』があるじゃない…中村孝仁
  3. ホンダアクセス、『フィット』向け「テックマチックシステム」改良…マルチビューカメラ装備車にも対応
  4. ホンダ『プレリュード タイプR』始動か!? VTECターボ搭載、330ps超の史上最強クーペ誕生へ
  5. トヨタ『GRスープラ』次期型、トヨタ主導の独自開発なるか…土曜ニュースランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 警察庁、高齢運転者技能検査を見直しへ 合格者の事故率を追跡調査してみたら…
  2. ボッシュ、ヒューマノイド向け需要拡大でロボティクス事業を強化
  3. フィジカルAIがもたらす自動車業界の地殻変動とモビリティの未来…博報堂DYホールディングス 執行役員 CAIO 森正弥氏[インタビュー]
  4. FORVIA HELLA、12Vリチウムイオン電池パック発表…鉛蓄電池より約20%軽量化
  5. 【セミナー見逃し配信】※プレミアム・法人会員限定 全固体(半固体)電池の現在地と将来展望~問われる全固体電池ならではの優位性とその価値の再定義~
ランキングをもっと見る