【INDYCAR】トニー・カナーン、トライアスロンから学んだトレーニング法

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トレーニングに励むトニー・カナーン
トレーニングに励むトニー・カナーン 全 6 枚 拡大写真

インディカーは5月28日、インディアナポリス500マイルレースで優勝した38才のブラジル人ドライバー、トニー・カナーンが次のデトロイトでのダブルヘッダーのレースに向けて、フロリダの自宅でフィジカルトレーニングに励む様子を伝えた。

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インディカーシリーズのドライバーにとって、暑さやGフォース、脱水症状といった過酷な環境で闘い抜く為には、フィジカルトレーニングは不可欠なルーティーンであり、それは38才のカナーンにとっても例外ではない。

特に6月1日と2日の両日に渡ってそれぞれ70ラップのダブルヘッダーのレースが行われるデトロイトのベル・アイル・パークの市街地コースでは、いつもに増して体力が要求されることとなる。

「賢くトレーニングすることだ。若い時期には全てのエネルギーを持ち、何だってやれる。しかしそれは結局精神的なものに尽きる。僕はトライアスロンの競技から多くを学んだ。(トライアスロンの)プロの勝利者は皆38才以上だ。なぜなら彼等は成熟していて、経験を利用するからだ。僕は少ないトレーニングをしているが、効果的に行なっている」

「もしただの体力的な問題なら、素晴らしいアスリートをレースカーに乗せれば勝てるはずだ。だが僕達は他のことを開発している。車が変わり、運転のスタイルも変わらないといけない。だから僕はコースにある車から新しいものを学び、取り入れるようにしている」とカナーンは語った。

カナーンはダブルヘッダーのレースでの準備、は体力的なものよりもむしろ精神的なものが大きいと予想している。

「体力的に準備を進めることはできるし、僕達はいつもその為にトレーニングし、適度に水分補給を行なっている。しかしこの2つのレースに関してはいかにして精神的な準備ができているかが鍵で、特に惨めな最初のレースをした時、未知の要素によって自分自身を不安にさせてしまう」と2007年にKVレーシング・テクノロジーの車でベル・アイルのレースに勝利したカナーンは付け加えた。

《河村兵衛》

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