宇宙政策委員会の専門部会、新型H3ロケットを民間主導で開発

宇宙 企業動向

政府の宇宙政策委員会の部会は、新たな基幹ロケットの開発に着手することを決めた。

「H2A」の後継となる「H3」国産ロケットの製造責任は、三菱重工業などの民間事業者がより主体性を持って開発、製造する体制を確保する。

長期的な視点から、宇宙輸送の実用システムとして、他の主要国と同水準の打ち上げ能力を確保するための産業基盤や技術力を、国内で保持、向上させることが課題となっている。

他国と同水準の打ち上げサービスを提供できるよう、欧米の事例も参考にしながら、迅速な意志決定や効果的な営業体制を構築する。

新開発ロケットでは、開発責任が宇宙航空研究開発機構(JAXA)、製造責任は民間というこれまでの官民の役割分担を改め、民間事業者がより主体性を持って開発、製造する体制を確保する。

政府は、コスト削減へのインセンティブの付与や定額でのまとめ調達など政府支出の圧縮につながる方策を明確にする。コストオーバーランの歯止め措置や中間評価の適切な実施等により、厳格な開発管理を行うことを求めている。

H3新型ロケットは2022年度に初号機を打ち上げる計画。

《レスポンス編集部》

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