ESAのATV4号機「アルベルト・アインシュタイン」、6月6日の打上げに向けて準備中

宇宙 テクノロジー
打上げ準備が進められるアルベルト・アインシュタイン。奥に見える砲弾型の物体はフェアリング。
打上げ準備が進められるアルベルト・アインシュタイン。奥に見える砲弾型の物体はフェアリング。 全 6 枚 拡大写真

天才科学者に由来して「アルベルト・アインシュタイン」と命名された、欧州宇宙機関(ESA)の国際宇宙ステーション(ISS)用補給機「ATV(Automated Transfer Vehicle)」4号機は、日本時間6月6日6時52分の打上げに向けて準備が進んでいるところだ。

アルベルト・アインシュタインは、フランス領ギアナのクールー宇宙基地からからアリアン5 ES ATVロケットによって打ち上げられ、日本時間6月15日22時48分にISSに到着する予定だ。軌道投入高度は約260kmで、ISSとのドッキング高度は約416km(平均)。ロシアのサービスモジュール「ズヴェズダ」の後方にドッキングを行う。

今回の補給品は、飲料水、推進約、酸素、空気、食料、長期滞在クルーへの支給品・衣服、実験ペイロード、交換修理品、世備品など。

JAXAからの依頼品もあり、「長期宇宙飛行時における48時間心臓自律神経活動に関する研究」で使用するアクティウォッチ(腕時計型の生体の活動量を記録する機器)、「高プラントル数流体のマランゴニ振動流遷移における液柱界面の動的変形効果の実験的評価(Dynamic Surf)」の関連物品、多目的実験ラック(Multi-purpose Small Payload Rack:MSPR)、画像取得処理装置(Image Processing Unit:IPU)、近傍通信システム(Proximity Communication System:PROX)の関連物品などがある。

分離予定日は10月11日で、大気圏再突入日は10月15日となっている。

《デイビー日高》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る