三菱自動車、リコール問題で益子社長ら関係役員が報酬の一部を自主返上

自動車 ビジネス 企業動向

三菱自動車は、リコールについて不適切な事例が発覚したことから、役員報酬の一部を返上すると発表した。

同社は、軽自動車エンジンのオイル漏れ不具合に関し、2012年12月19日に4回目となるリコールを届け出るとともに、届け出済みのリコールに関する社内検証結果について、国土交通省へ報告書を提出し、口頭で厳重注意を受けた。

また、これに関連し、国交省から4月23日、昨年末に実施した同社と関連施設への立ち入り検査(特別監査)結果に基づき、問題点の指摘を受けた。

経営陣として、問題の重大性を考慮するとともに、企業風土改革・意識改革ができていなかったことを特に重視し、企業倫理・品質・CSR各担当役員の現職者、経験者から申し入れがあった役員報酬の自主返上を受け入れるとしている。

具体的には、同社の益子修社長が月額報酬の30%を3カ月間返上するほか、他の関係役員6人も月額報酬の10%を2~3カ月間返上する。

返上された報酬は、品質改革推進活動「カスタマーファースト・プログラム」の各改革チームの活動費用に充当する。

今回のリコール問題についての関係社員も、社内規定に従って厳正な処分を検討する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「マークXの面影が…」タイで発表された新型「ヤリスセダン」がかっこいいと話題に!「教習車にも」の声
  2. 日産、第3世代e-POWER向けエンジンに世界初技術…コールドスプレー工法バルブシート採用
  3. VW『T-Roc』新型、全車マイルドハイブリッドに…全長120mm拡大で快適性向上
  4. かつてのテラノ…日産『パスファインダー』改良新型、これが最終デザインだ! 新エンジン導入も?
  5. フィアット『デュカト』2台をひとつに、キャンピングカー製造を効率化…独キャラバンサロン2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る