JR貨物、在来線を使用しての秋田新幹線用車両の輸送を実施
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こうした輸送は「甲種鉄道車両輸送」と呼ばれるもので、輸送される鉄道車両は貨物として扱われる。今回の輸送は川崎重工業・車両カンパニーがある兵庫県神戸市から、秋田新幹線の車両基地がある秋田県秋田市内まで行われた。
通常の新幹線車両は船便での海上輸送となるが、秋田新幹線の車両はミニ規格と呼ばれ、車両自体は在来線車両とほぼ同じサイズのため、在来線を使っての輸送が可能となっている。なお、線路幅の規格は異なるため、輸送中は別の台車に履き替えている。
今回の輸送スケジュールでは、首都圏を土曜日の昼間に通過することもあって、輸送ルートとなる東海道本線、武蔵野線、高崎線の沿線には多くの鉄道ファンが駆けつけ、貴重なシーンをカメラに収めていた。
《石田真一》