【エルズベルグロデオ13】田中太一、世界一過酷なレースを7位でフィニッシュ

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ダイナマイトで激昂する田中太一
ダイナマイトで激昂する田中太一 全 2 枚 拡大写真

世界一過酷と言われているダートバイクレース、エルズベルグロデオの決勝が6月2日に開催。土砂降りの雨の中、予選を勝ち抜いた500台がスタートを切った。

日本のエースである田中太一は、スタート直後に転倒、すぐにあるヒルクライム
(上りセクション)で渋滞に捕まり、大きく時間をロスしてしまう。

昨年のチャンピオンであるジョニー・ウォーカーはスタートすぐの深いみずたまりでエンジンを水没させ、田中とウォーカーは約100番手前後の立ち上がりとなった。
序盤はアンドレアス・リッテンビヒラーがリード。しかし、実力こそ最速ながらポイントチェックを通過しなかったということで、3年連続で失格となっているグラハム・ジャービスがトップを奪取する。

ジャービスの走りは、今年も非常にスピードもスキルもあり、ぐいぐいと後続を引き離していく。田中、ウォーカーら出遅れたトップライダーは、全力で前を追い、どんどん順位をあげる。

レース終盤、最大の難所カールズダイナーには、大きなアドバンテージを保ちながらジャービスが現れた。その後10分以上開いてリッテンビヒラーが続く。田中が現れたのは、8番手で前を走っていたのはエンデューロ世界チャンプのイヴァン・セルバンテス。

カールズダイナーの次に訪れるセクションであり事実上、ここがフィニッシュとも言われているダイナマイト前で田中がセルバンテスをパス。ダイナマイトでのバトルにもつれ込み、これを田中が制して7位でのフィニッシュとなった。栄えある完走者は、今年は14名。雨に強いイギリス勢が6名と活躍した。

《稲垣 正倫》

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