三菱自動車の米国法人、三菱モータースノースアメリカは6月3日、5月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は4715台。前年同月比は15.4％減と、3か月連続で前年実績を下回った。
4715台の内訳は、乗用車が前年同月比46％減の1910台と、3か月連続で減少。SUVなどのライトトラックは、前年同月比37.8％増の2805台と、引き続き好調。
SUVでは、2010年10月に米国市場で発売した『アウトランダースポーツ』（日本名：『RVR』）が人気を維持。5月は三菱の米国販売全体の47％にあたる2226台を占有した。
この台数は、同車の単月実績としては、過去2番目に多い数字。前年同月比は79％の大幅増で、9か月連続で前年実績を上回った。アウトランダースポーツは2012年7月から、米国イリノイ工場での現地生産に切り替え、需要増に対応している。
2013年1-5月の三菱自動車の米国新車販売は、前年同期比8.3％減の2万5172台。三菱モータースノースアメリカの横澤陽一社長兼CEOは、「魅力的価格のアウトランダースポーツは、燃費性能に優れ、安全性の高いクロスオーバー車を求める多くの顧客にアピールしている」とコメントしている。
