ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェは6月6日、5月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は1万5020台。前年同月比は12.7％増と、2桁の伸びを維持している。
市場別実績は、信用不安の欧州が後退。欧州では5月、5034台を販売。前年同月比は2.6％減と7か月ぶりに前年実績を下回った。しかし、地元ドイツは15.7％増の2223台と、8か月連続で増加した。
また、米国は前年同月比37.7％増の3927台と、引き続き好調。単一国としては、8か月連続で中国を上回り、ポルシェの最量販市場に君臨した。中国の5月実績は、前年同月比5.9％増の3206台。中国を含めたアジア太平洋/アフリカ/中東では、12.3％増の5317台を売り上げる。
5月実績を車種別で見ると、『911』シリーズは、新型効果が持続し、前年同月比12％増のおよそ3000台を販売。新型を投入した『ボクスター』『ケイマン』は2805台を売り上げ、前年実績に対しておよそ3倍と伸びた。
ポルシェの2013年1‐5月世界新車販売は、前年同期比19.1％増の6万7261台。同社のベルンハルト・マイヤー営業＆マーケティング担当取締役は、「1‐5月実績は予想を超える結果。2013年後半にも期待できる」と述べている。
